皮膚生検とは

病理検査(人体の一部組織を採取し、顕微鏡で詳細を調べることで、疾患名を特定する)を目的に皮膚の一部を切除し、採取することを皮膚生検と言います。悪性腫瘍(皮膚がん)が疑われる場合に行われることが多いですが、炎症性皮膚疾患であっても必要に応じて同検査を行うこともあります。

皮膚生検では、局所麻酔を行った後、メスで病変の一部と周囲の正常組織を含めて採取します。時間は10~15分程度です。採取した部位については縫合していきますが、縫合しなくても傷が塞がりやすいと医師が判断すれば糸を使わない方法を用いることもあります。傷跡については、時間が経過していくことで目立ちにくくなっていきます。なお縫合した場合は、1~2週間後に抜糸をいたします。

皮膚良性腫瘍とは