AGA治療

AGAは、Androgenetic Alopeciaの略称で、日本語に訳すと男性型脱毛症ということになります。これは、アンドロゲン(男性ホルモン:ヒゲ、胸毛、陰毛などの発毛は促進させるが、頭部の発毛は抑制する)の働きによって起こるとされるもので、思春期を過ぎる頃から始まると言われています。原因としては遺伝的要因などが挙げられ、日本人男性の3人に1人がAGAを発症していると言われています。

そもそも髪の毛というのは、1本の髪の毛がずっと伸びていくわけではなく、生えては抜けるという毛周期を繰り返しており、成長期、退行期、休止期というサイクルで循環しています。AGAを発症すると主に前頭部と頭頂部の毛髪が成長期を終えないうちに退行期、そして休止期と移行するので、だんだん細くて短い髪の毛に生え変わるようになっていき(軟毛化)、最終的には脱毛するようになっていきます。そのスピードというのは、非常にゆっくりですが、何も治療をしなければ、確実に薄毛は進行し、毛髪は失われるようになります。

皮膚良性腫瘍とは

AGAの治療を希望される場合、基本的には自費診療(全額自己負担)となります。当院では薬物療法として、フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)の内服薬の処方が可能です。フィナステリドには、男性ホルモンにみられる頭部の発毛を抑制する働きを阻害する効果があるとされ、デュタステリドにはフィナステリドの約1.6倍の発毛効果が認められているという報告もあります。
なおこれらAGA治療薬には副作用もあるとされ、プロペシアやサガーロでは、肝機能障害、性欲減退、EDといった症状が報告されています。そのため、実際に使用するにあたっては、服用前と服用後の肝臓の数値(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP)を確認するなどして、治療中もしっかり管理していくようにします。またミノキジルでは、頭皮のかゆみ、めまい、頭痛、動悸、むくみなどの報告が挙がっています。

したがって服用するにあたっては、これまで定期的健診の血液検査でみられていた肝臓の数値(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP)と服用後の数値を確認して、管理をすることも必要となります。

料金表

自費診療となります。
院内では以下の料金がかかります。(いずれも税込)

初診料 3,300円
再診料 1,650円
処方箋料 700円

内服薬として、プロペシア、ザガーロの2種類から選択できます。
院外処方となるため、薬剤料については院外薬局でお支払い頂きます。